「音OTO小僧!」 inSPACE107(新宿)
2003年5月8日(木)〜11日(日)

☆あらすじ☆
世の中に日夜、音を作り出す音組というものがある。生活音・自然音・室内音などなど・・・
そんな中、その音組にひとりの新人が入ってきた。名は音小僧!
彼は耳が聞こえない女性になんとか音を感じ取って欲しいと願うのであった。





最近、コンピューターを駆使して機械
仕掛けで音を出す連中がいるらしい。
そいつらがここ新宿の仕事場を脅かす
かもしれない。
そんなのに魂の音が出せるのか?
音組の面々が歌う!
    




                音小僧「トコトコトコ・・・あれ聞こえてないのかな?
                     僕の出す音が下手なのかな?」
                      
   音無「いつまでもうるさい町だ。」
音仕舞枝「・・・音無」
   音無「初めはほんの一瞬。消すうちにだんだん長く音を消していられる
       ことが出来るようになったよ。頭・・・」
音仕舞枝「頭と呼ぶのはもうやめな。今は音警察、この馬鹿なおまえを追う
       身だ!」

  音小僧「バイクだよ。バイクが迫ってるんだよ。後ろ見て!ブーン!こっち
       見て!ブーン、よけて、気づいて、キー!気づいて僕の音を!」
   私「・・・聞こえた・・・今、確かに聞こえた・・・微かな、小さいけど微かな
         ものが聞こえた・・・はっきりと私の中に入ってきたんです。」

私「これは・・・音?」

  私「小さい頃は聞こえたらしいんです。記憶に残ってる音はありません。
       微かに聞こえた音に望みかけてみてもいいですか?
           音が諦めるなって私に呼びかけてくれた。私、それにかけてみます。」


音ボケ「少し、こだわりすぎなんじゃないかな。音なんて、当たり前のように
     聞かせる。それだけのことなんじゃない。存在なんて定義はないよ。
     だってレベルが違いすぎるんだよ、僕の出す音とはさ!
     これからこの街は、我らサウンドエフェクターズが、参入いたします。
     私の名はDrノイズ、新宿侵攻うを一任されたサウンドエフェクターズ
     のDrノイズだ!」
音三郎
 「今夜はまたいい夜空だぜ。
 あの天空に輝くお星さんに向かって
 どでけー花火をぶち上げちゃれ!
 音は魂、音魂だぜ!」
        「連続仕掛け花火よーい、行け!」 「うぇ〜い!」


音無「ひとつの歯車がくずれると全てが止まる。もろいね機械なんて。」
音小僧「音無さん、音がなくなったら僕たちもなくなるんだよ。」
音無「だからそれが理想だって。人が人を殺す音なんて聞かせられるか!」
音仕舞枝「でも、その罪の音、てめぇを傷つけた音を聞かせて、こびりつくぐ
    らい耳に残してやる。罪の音を聞かせる。それが音のお役目だ!」
私「耳をすますといろんな音があるのがわかる。この街の向こうにはどんな
  音があるんだろう・・・私の足音はどんな音なんだろう?」


私「聞こえる・・・自分の足音が聞こえる。聞かせてくれてありがとう、私の足音・・・!」   私「すっごくうるさいっ!」


〜総出演者です〜お疲れ様でした〜




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