2003年8月31日(日)晴れ時々曇り・・・


チャリティーバザー参加作品 ; 野外劇「やさしい商店街って何だ」 作・演出/渡部美穂

…プロローグ…
場所は某商店街事務所。夏休み最後の暑い日曜日に“優しい商店街作りの企画委員”に選ばれた7人が熱いミーティングを始めた。
そこへ突然の訪問客、障害者支援団体<ハンズ世田谷>の伊藤さんが現れた。
環境に優しいエコライフ、そして人に優しいバリアフリー、私たちに出来ることってなんだろう?

左より登場人物;ハンズ世田谷、サトウ薬局、タバコ屋、文房具福井屋、ケーキ屋アリス、床屋バーバラ、魚仙、
屋台風お好み焼き屋(父の代理、作家志望の大沢君)のバトルミーティングの火蓋が切って落とされた!
商店街事務所は暑い…「窓開けて自然の風を入れよ」 「冷房入れたから窓は閉めて下さいよ」
「冷房壊れてる?これ暖房になってる。誰つけた人?」 「大きくなったでしょ、来月産まれるのよ、女の子!」
「ジュース代、細かくてもいいかい?1円2円手伝っとくれ」 「うちの床屋に来る常連さん、参加してもいいいすか?」
「こんにちは」 「嫌だな、隣に来ないで欲しいなぁ」 「レジ袋とかなくしてゴミの減量化エコライフってどう?」
「大沢君はどう思う?車椅子で不便はない?」 「僕の体重と合わせて120キロはあるんです」「重い〜」
「目線が高い、常に介護者がいるとは思わない事、
一人で出歩けるよう努力してんだよ、こいつも」
「家に籠もってばかりでしたが伊藤さんと出会って
変わったんです、臆さず自分から外に出てみようって」
「産まれて来る子の為にも地域ぐるみで考えたいわね」
「障害者にも妊婦にも年寄り、子供にも人に優しい町」
「散髪の料金取らないなんて余計なサービスでした、
これからはもっと自然体で接しますね」
「人通りが多い時は大型車を通さず、店頭の商品陳列
には気をつけ、人に優しい町にするよう相談しますね」
「こうした商店街が当たり前になってくれるといいなぁ」
「皆弱いんだよ、年取れば目も足も弱くなってくるし、
障害があるなしに関わらずちょっとした心遣いが優しさ
なんだよ」 「はい」
左奥;私(役者)・山口氏(役者)・桜井氏(桜井精米店)・秦氏(音響)・山崎氏(プロデューサー)・野本氏(コーヒー館)
    豊田氏(三理,
酒店)・坂口さん(役者)
左前;今井氏(ハンズ世田谷理事)・長井氏(介護)・金重氏(ハンズ世田谷)・小出氏(介護)
【障害者にも妊婦さんにもお年寄りにも子供にも、人に優しい人でありたいと感じた今回の出会いでした】
「そいつはいい考えだ!」 「ちょっと待った!」 「えぇぇぇーっ!」

…エピローグ…
初稽古ではハラハラドキドキ心配したけど、参加した皆さんに助けられながら
こうして本番を最高にいい形で終えられたこと嬉しく思います。
これはコメディです、でも「感動して涙がこぼれちゃった」とおっしゃって下さった方、
それはこの純粋なメンバーの心の声を感じ取って下さったからかもしれません。
私自身も今回こうして素敵なメンバーと出会えた事、感慨深いです。
☆人と人とが時を共有しながら一つの事に打ち込むのってとても素晴らしいです☆
有意義な日々をありがとうございました。


HANDS世田谷のホームページ

8月2日にHANDS世田谷が放送されました

松陰神社商店街のイベントホームページ


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